この仕事が楽しいなあと思うようになったのは、その「家族の歴史」というものを自分が撮影していると実感してからのような気がします。自分がシャッターを押したら、その写真を、もしかしたらまだ見ぬ家族がいつか見て、何かを思うかもしれないと。
一昨年の夏、高校からの同級生が結婚しました。高校の時に毎日カメラを持っていっては、友達と写真を撮って、現像するという日々だった私のアルバムには、彼女との写真もたくさんおさめられています。
その彼女の結婚式を撮影した日は、本当に感慨深いものでした。
お花やさんである彼女は、自分でブーケをこしらえて、それはそれは素敵な花嫁になりました。


そして時は経ち、先日「まだ見ぬ家族」と一緒に撮影をさせてもらいました。
あいにくの雨でしたが、自宅から車で20分ぐらいのところにある
味わいのある駅で撮影しました。

菜の花たちが二人をお祝いしてくれているような。


どんな子が生まれてくるかねー、名前何がいいかねーなんて
同級生とお茶を飲みながら、おしゃべりする日がくるなんて。
こんな幸せな時間が持てるのも、この仕事の素敵なところです。


これからもずっと家族の歴史が撮影できますように。
赤ちゃん、元気に産まれて来てね。
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