記憶

お父さんのこんな背中を見ると「いい結婚式になるといいな」
なんて思ったりします。

お打ち合わせの時に、新郎も新婦も、家族をとても大切にされていることや
大好きなお友達が一同に会すことにとてもワクワクされているのが感じられて
私のいつもの「おせっかい魂」がメラメラと燃えました（笑）。
あとから写真を見て、みんなからの気持ちが「記憶」として残るように
できたらいいなあなんて考えながら撮りました。

お父様「手紙なんかをみんなの前で読むようなら、結婚式には出席しない！」
とお嬢様に伝えられたそうで、そんな話を聞いてしまうとものすごい厳格そうな
お父様を想像していたのですが、とても優しい包容力溢れるお父様でした。

式の前に少し待ち時間があったので、お父様にこっそり

「ご新郎にお嬢様を手渡す時に一言声をかけてあげてくださいね」

とお伝えしておきました。

何て声をかけられたのかは聞こえませんでしたが

将来この写真を見て「お父さん、あんなこと言ってくれたな」

なんて思い出してくれたら嬉しいですね。

私事ですが、自分の結婚式で今は亡き父と

数分間二人きりになった時に込み上げてきた感情は

今でも忘れられません。

結婚式は親離れ、子離れのくぎりの日でもあるかもしれませんが

いつになっても親は自分を応援してくれている存在だということを

忘れてはいけないななんて、このあたたかいご家族を見ながら思った一日でした。

盛りだくさんな一日だったので続きはまた後日・・。

会場：小笠原伯爵邸

どこで撮影しても絵になる、重厚感溢れる場所です。

大好きな会場のひとつでもあります。