2011年10月16日日曜日

撮るシーン


結婚式の撮影では、絶対に撮るシーンというものがあります。
そこだけ押えていけば、だいたい300カットぐらい撮ったら十分アルバムが作れちゃうものです。
昔は、そういう撮影をしていました。

でも(業界内で一般的な)撮るべきシーンの直前とか直後にいいシーンが転がってるもんです。
そっちの方が自然な表情だったり、二人らしいしぐさが現れていたりします。
そこは、とても大事にしたい瞬間です。


スキマのシーンを撮っていくと自然にカット数は増えていきます。
この仕事を始めたころに比べたら、今は倍以上撮っていますが、そうして増えた分は、無駄なカットではないと思います。
お決まりのシーンも、ひとつ違った表情やしぐさを組み合わせることで、その表現がぐっと深くなるはずです。

もちろん、全体のカット数が増えてもアルバムに入れられるカット数は限られているので、編集に使用しないカットもたくさんあります。
でも、アルバムに使う写真だけ撮るんじゃなく、二人の思い出になるようなシーンはたくさん残しといたらいいんじゃないかと思っています。

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